カードゲームの世界に一歩を踏み出そうとしているあなたに、ブラックジャックの基本ルールを分かりやすく解説します。21という数字を目指すこのゲームは、技術介入度が少ないバカラと比較すると、ブラックジャックはカードを引くか引かないかの選択の余地やディーラーとの駆け引きがあるので、攻略感を味わいたい人には絶好のゲームです。基本戦略を使用すればハウスエッジも極めて低くする事が可能で、日本人気質にも合う良いゲームだと思います。
それでは、各カードの点数の数え方から、ヒットやスタンドの判断基準まで、基本的な知識を身につけて、ゲームを有利に進める方法を見ていきましょう。
ブラックジャックの基礎知識
ブラックジャックはカジノゲームの中でも特に人気があり、理解も容易です。すごく簡単に言うと、目標はディーラーよりも高い点数を得ることで、21を超えないことです。これだけでは簡単すぎるので、ゲームの目標と流れ、カードの数値と計算方法、勝利の場合の配当をまとめました。
ゲームの目標と流れ
まず、ゲームはプレイヤーがカードを2枚受け取ることから始まり、ディーラーも同様にカードを引きますが、1枚は表向きにします。プレイヤーは主に「ヒット」して追加のカードを要求するか、「スタンド」して現在の手札で勝負するか選べます。※他の選択はブラックジャックの全選択の種類を解説
「ヒット」した場合は今ある手札の合計に数字が加算されていきますが、21を超えた場合は、ディーラーの手札にかかわらず負けが確定します。「スタンド」した場合は、ディーラーの手札との勝負です。ディーラーは、手札が17以上になるまでヒット(16でステイは出来ない)を続け、最終的にプレイヤーの手札と比較して勝敗が決定します。
- ディーラーがカードを2枚配る
- カードをさらに引く(ヒット)、引かない(ステイ)などの選択をする
※ヒットは何回でも可能、21を超えたらその時点で負け(バースト) - ディーラーの手と勝負、カードの合計が21に近い方が勝利
※ディーラーは16までは必ずヒット、17以上はステイ。ディーラーがバーストしたら、こちらの手がどんなカウント値でも勝利(自手バーストしてない場合ね)
カードの数値と計算方法
ブラックジャックでは、カードにはそれぞれ数値が割り当てられています。数字カード(2から10)はそのままの値で数え、絵札(ジャック、クイーン、キング)は10として計算します。エースは1または11として使用でき、プレイヤーの手札が最も有利になる数値で計算されます。手札の合計値を計算する際は、カードの数値を単純に合計します。カードカウントにスート(トランプのマーク)は関係ありません。オンラインカジノの場合は合計のカウントが自動表示されるので不安はないです。
配当
ブラックジャックはバカラのようなコミッション(バンカーBETのバンカーコミッション)がありません。通常の勝利は2倍配当($10BETなら$20で返ってくる)です。ブラックジャック(Aと絵札)の勝利は2.5倍配当です。ちなみにスプリットした場合のブラックジャックは2.5倍でなく2倍配当となる所がほとんどです。
【基本戦略の理解と徹底】ブラックジャックで勝つための戦略
ブラックジャックでの勝利を目指すには、基本戦略の理解が不可欠です。この戦略は、プレイヤーの手札とディーラーの見えているカードを考慮して、いつヒット、スタンド、ダブルダウン、スプリットすべきかを指示します。統計的に最適なプレイを選択することで、カジノ側の利点を最小限に抑えることができます。
これを知らないでプレーするのは非常に危険、、というかお金を大事にして下さいレベルの暴挙なので必ずこの基本戦略を頭に叩き込んで下さい。
いつヒットするか、スタンドするか選択判断基準
ブラックジャックでは、ヒットとスタンドの判断が勝敗に直結します。例えば、手札の合計が11以下ならリスクなくヒットできます。逆に、17以上ではほとんどの場合スタンドが安全です。12から16の間は、ディーラーの見せカードが2から6の場合はスタンドを、7以上ならヒットを検討すべきです。これは、ディーラーが高確率でバーストする可能性があるためです。
上記のような初心者には慣れないと難しい判断ですが、この手の時はこうした方が良いという基本戦略(ベーシックストラテジー)が既に確立していて、この通りに遊ぶだけで期待値を最大まで引き上げる事が可能です。基本的なルールを知っている方でも一度目を通しておくと良いかもしれません。確実にあなたの勝率をアップさせてくれるでしょう。
ブラックジャックの全選択の種類を解説
基本的には今まで書いた通り7割ぐらいは、「ヒット」と「ステイ」だけでことたりてしまいますが、プレイヤーがするブラックジャックの選択は他にもあります。特に「ダブルダウンと」と「スプリット」は選択すべき時にしないor出来ないと期待値が大幅に変わってしまいます。また「インシュランス」はストテラジー的にはしない方が得なので覚えてなくても良いかもしれません。
ヒット
もう一枚カードを引く事を『ヒット』と言います。現在のカードをカウントして、11以下ならバーストする可能性はないので必ずヒット or ダブルダウンをしましょう。
ステイ(スタンド)
もうカードは引かない事を『ステイ』と言います。自分の手が強い時はもちろんステイですが、ディーラーのフェイスカードがバーストしそうな数字(4,5,6)なら迷わずステイが基本。
ダブルダウン
今賭けている金額と同じ金額をさらにだしてカードを一枚だけ引く事を『ダブルダウン』と言います。自分の手やディーラーの手によって考えましょう。※ダブルダウン2回は出来ない。
スプリット
同カードが二枚配られた時に今賭けている金額と同じ金額をさらにだして分けて勝負することを『スプリット』を言います。エースとエースはもちろんスプリットした方が期待値が高いです。ブラックジャックで一番興奮する瞬間です。
インシュランス
ディーラーのフェイスカードが『エース』の場合、保険として賭け金の半額をベット出来ます。ディーラーがブラックジャックだった場合は、インシュランスしたベットの3倍が戻るので実質プラスマイナス0になります。インシュランスをして、ディーラーがブラックジャックではない場合、インシュランス分は没収されて後は通常の賭けとなります。
ブラックジャックでよくある誤解
ブラックジャックには誤解されがちな迷信がいくつかあります。例えば、「絵札が続いてるから次は絵札は来ない」や「絵札が全然でてないから次は絵札」 があります。気持ちは分かりますが、絵札がでる確率はおよそ30%です。もちろんデッキのカードは使われたカードは破棄されていくので、各カードのでる確率は微妙に変わってはいきますが、このような誤解を信じることは戦略を誤る原因となるため、正しい知識と理解に基づいたプレイが重要です。
エンドシーターはベテランになってから!?
ブラックジャックのエンドシーター(最後に意思決定する人、右側から順番)は、かなり責任が重要です。
例えば、上の画像だとディーラーのオープンカードが『4』でエンドシーターの方は『14』ということでここはスタンドするのがセオリーとなっています。仮にここで『14』からヒットを選択して絵札(10)がでてバーストしたとしましょう。そしてディーラーは『14』からヒットで『6』で合計『20』。席に座っている人全員が負けになってしまいますよね。本来ならディーラーには絵札の『10』が入ってバースト、全員が勝利のはずだったのに。
言うまでもなく全て結果論なのですが、セオリー通りで負けたのなら誰も文句は言いませんがセオリー無視でこのような事が起きると場がかなり白けます。※オンラインカジノなどでは、チャットで文句言ってる人もいますね。(英語でfac○等)オンラインカジノでは経験上気にしなければ大丈夫ですが、リアルの場合は初心者の方は座らないほうが良いかもしれません。
ブラックジャックの種類とルールの違い
ブラックジャックにはさまざまな種類のものがあります。
■ ヨーロピアンブラックジャック
ディーラーが第二のカードをプレイヤーの手が完了するまで引かない(基本ルールは最初に2枚)
■ ダブルエクスポージャーブラックジャック
ディーラーの両方のカードを公開してスタート(基本ルールは1枚だけオープン)
■ アトランティックシティブラックジャック
レイトサレンダーが可能(基本ルールはサレンダー無 or 先サレンダー)
また細かいルールと配当をかえたものもあります。例えば、ディーラーがソフト17でスタンドするかヒットするルール、ブラックジャックのペイアウト率が3:2か6:5なのか、ダブルダウンやスプリットの規則(スプリット後のダブルダウンの可否)、サレンダールール等があります。少しのルールの違いでハウスエッジに影響があり、プレイヤーの有利不利が変わります。もちろん良い条件のテーブルを選んだ方が良いでしょう。
オンラインカジノでブラックジャックをプレイするメリット
オンラインカジノでのブラックジャックはいつでも遊べるのが最大のメリットです。自宅や移動中でもスマホでのプレイ可能で、24時間いつでも好きな時にゲームを楽しめます。さらに、リアルカジノに比べて最低ベット額が低く設定されているため、少ない資金で長時間遊ぶことができます。プライバシーも保たれ、他のプレイヤーに気兼ねなくゲームに集中できるのも良いと思います。
最近のオンラインカジノのライブブラックジャックはリアルと遜色ないぐらいのクオリティがあります。ぜひブラックジャックが最適な環境のカジノで有利に勝負してみて下さい。